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塩ビの配管と食器自動洗浄機

冬場の炊事でお湯を流したり、食器洗浄機を使ったりすると、配管がトントンいうようになった。

 

検索してみると、塩ビ管の耐熱温度が60度、食器洗浄機の排水が80度ぐらいということで起こる現象だとか。特に継ぎ手の部分で音が出るという。

そのままの使用法では、徐々に塩ビの継ぎ手に負担がかかって破損の恐れにつながるから危ないらしい。

 

そういうわけで、食洗機をビルトインで設置する場合、塩ビ管の継手部分の材質は高温に耐えるものを推奨しているそうだけれど、そうはなっていない建売も多いということだ。

この現象は、キッチンが2階にあると1階の壁や天井などがかなりうるさく鳴るから特に発見されやすいそうだ。一方、キッチンが1階にある場合は配管が屋内を通らずすぐに地下や外に出るため、異音が聞こえないだけで同じ現象はおきているという。

 

対策だが、まずは自分の家の塩ビ管継ぎ手が耐熱になっているか、通常の塩ビ製かを確認できれば確認するといいのだが、うちの構造計画書には塩ビ管の材質までは書いてなかった。屋根裏や床下へ入って実物が見られればいいけれど、埋め込まれていることが多いので難しい。

通常の塩ビだった場合、熱いお湯は流さないということになる。交換をしようにも、壁を剥がして配管をむき出しにした状態で工事して、また壁を戻すということになるので、大工仕事と配管仕事とで100万円ぐらい用意しておかないといけなくなり、しかも工事跡が残る。

 

かといって、ビルトインの食洗機は排水温度をコントロールできないので、食洗機を「使わないようにする」というぐらいしかない。