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家探し、購入、引越し、メンテナンスの記録

カーテンレール取り付け直し

殆どの窓はブラインドをつけてあるが、ベランダに出る大きい窓だけはカーテンだ。引っ越し前に住んでいた賃貸のカーテンがちょうど使えるサイズだったので、そのまま使っている。

 

そのカーテンのカーテンレールは石膏ボードだらけの壁の下地を探して取り付けたつもりだったけれど、しっかりネジが効いていなくてやや歪んできてしまった。

 

玄関の郵便ボックスを取り付けた時にアンカーを失敗したこともあり、アンカーに苦手意識がある。そこで、「高島 どこでも下地 スピードミニ10 」という、石膏ボードのネジ位置だけを固める薬剤を取り寄せた。スポンジに水と溶剤を染み込ませてポリウレタンの塊を作る仕組みの接着剤のようなものである。薄くて小さいスポンジが10枚入っている。

 

軽い気落ちでカッターとインパクトドライバーだけ用意して作業を始めたけれど、実際には大仕事だった。まず用意するものがもっといろいろ必要だった。

  1. カーテンレールを上から見ることができる脚立
  2. ティッシュたくさん
  3. タオルなど
  4. スポイトの代わりの注射器
  5. ビニールシートか新聞紙などの敷物
  6. 電動ではないドライバー
  7. 手袋

カーテンレールを初めて付ける場合は水平を取って養生できるテープも要る。

 

作業は何段階かに分かれる。

  1. すでに空いているネジ穴を直径8ミリぐらいに広げる。
  2. 水で濡らして固く絞ったスポンジを楊枝に巻きつけてその穴に押し込む。
  3. ある程度押し込んだら、楊枝を引き抜いて、そこにスポイトの先を入れて溶剤を流しこむ。
  4. 30~40分後に穴から出ているスポンジの端をカッターで刈り取る。
  5. さらに30分~60分待って、カーテンレールを取り付ける。

まず「1.穴を開ける」。作業がしにくいので、穴は大きめの方がいい。「2.スポンジを水で濡らして固く絞る」までは問題なかった。次に楊枝にスポンジを巻きつけてそれを穴に入れるのが無理だった。楊枝ごと穴に入れるなんて不可能で、少し入れると楊枝が抜けなくなる。楊枝はスポンジを押し込む作業に使用することになる。

スポンジをやっと押し込むが、そうすると「3.スポイトを差し込んで溶剤を入れる」ことは不可能になる。そこで上から染み込ませることになるが、けっこう液がたれてくる。ティッシュで受けながらスポイトで液剤を染み込ませようとするが奥の方まで染み込まない。垂れた液は早く拭き取らないとあとが残るというので、乾いたタオルを取りに走る。水で拭くと反応して固まってしまうから乾いた布で拭き取るしかない。

素手でやるとあとで洗っても洗っても取れない膜が指に残る。かといって使い捨て手袋だと細かい作業が難しい。

この作業が大変だった。

スポンジに先に水だけではなく溶剤も染み込ませてから穴に押し込んだ方がいいかもしれない。

「4.はみ出ているスポンジの切り取り」は、ガチガチに固まる前にやる必要がある。かといって柔らかいうちにやるとうまく削ぎ取れない。今日は穴を4つ固めたので、最初の穴から最後の穴までの作業時間差が40分ぐらいあった。そういうわけで、最後の穴にスポイトでなんとか液剤を染み込ませたら、最初の穴のスポンジが固まり始めていた。カッターできれいにきれるかというと、そうでもない。

今日は養生テープを使わなかったけれど、使ったほうが穴の周りがきれいに仕上がる。

 

途中でお昼ごはんを食べて「5.ネジでカーテンレールを取り付け」る作業を始めた。触った感じでは4つの穴のうち3つはけっこう固いが、1つは液が足りなかったようだ。良いのか悪いのかわからないけれど、追い液剤をしてみた。

さらに30分ほど待って、カーテンレールをつけてみた。カーテンレールの重さ程度は支えるだけの固さにはなっている。たぶん、奥の方まで固くはないけれど、表面は固まったので、そこにネジが決まったのだと思う。

時間を置くとさらに固くなったので、ネジを締め直して今日の作業を終了。完全に成功とまでは言えないものの、カーテンを下げてもなんとか持ちこたえる程度に十分な効果はあった。

 

この作業、もうやりたくない。