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家探し、購入、引越し、メンテナンスの記録

新築の戸建てを内覧

マンションとは少し系統の違う物件も見ていた。新築の戸建てだ。

マンションは中古だと仲介が多いけれど、新築戸建か、リフォーム中古物件を探すと売主物件がけっこうある。

売主物件の方が物件自体の価値にお金を使えるので、6月、7月はそのあたりに絞って探してみた。

新築戸建てのオープンハウス


場所も丘陵地ではなく川床の上昇でできた土地にある庶民的なエリアで、一種低層でもなく二種中高層の地域だ。ただし住宅専用地域なので、悪い雰囲気ではない。 

近所に市が管理しているちょっと大きな公園があるのと、並木道になっていること、道幅が狭くないことなど、緑が多くて気持ちのいいエリアだと感じた。 

週末はオープンハウスをしている。

入ってみると、気になることはいろいろあった。
やけに白っぽい新建材のフローリングだとか、キッチンがアイランドでも対面でもないこと、間取りが建物の制限から、細かく区切られていて、18畳LDKのような広さの部屋がないことなど。

ただ、外観がかわいいなど、いいところもあった。 

この物件は、地元工務店が建てて売っている。
この土地の特徴に合うように設計したことが、素人にも見て分かる。デザインが既製品ぽくないので、建売感は薄い。中途半端な和室がないし、3階建てで小屋裏が部屋になっているし、見晴らしもいい。 

環境は悪くないし、両隣もお向かいも、管理の行き届いた戸建てだし、何より物件価格がデベロッパーの新築に比べて300万円ぐらいは安い。ただし、その分、無垢材ではないとか、外構が簡単とか気になることもある。 どこにお金をかけなかったのかということを知る必要がある。

工務店の人が、大手不動産会社の営業の人と違って、頻繁に売り込んできたり、急かしたりしない。 
ただ、裏返すと、ネットを検索しても実績があるのかないのかわからない工務店が立てた家では心配もある。 

この家は、その後も気になって、通勤途中に寄っては外観を確認したり、まだ売り出しているかどうかをネットで確認したりしていたので、自分なりに少し気に入っていたことは確かである。 

しかし、再度連絡を取ったら、すぐに話が進展してしまうかもしれないし、「どこにお金をかけてないか」「工務店として新築の実績は?」など、聞きづらい。ホームページはあるけれど、この物件を載せてすらない。

その後7月の終わりまで、ずっと放置していた。しかし、これが、実は後に契約することになる家である。その話は、また別途。