父はすでに亡くなっているが、両親は分家なので父のために新たに墓地の区画を買って埋葬した。母は存命だがその墓に入るつもりでいる。
しかし私も妹も子供がいないので私の代で墓を管理するものはいなくなる。
私自身は墓には入りたくない。火葬で全部焼いてほしい。だから墓地は要らない。
心の中では母に来るべき時が来たら埋葬せずに火葬で終わりたいと考えている(本人には言えない)。
そうして、落ち着いたら「墓じまい」をするときが来ると思っている。墓と仏壇とにある父の遺骨をいい感じに処分して、墓石もいい感じに処分することになるんだろうか。どうやってやるんだろうかなど、たまに考える。
そうしたら、先週友人とその話になって、その友人は散骨希望だそうだが、上のような私の話を聞いて「墓石ってどうするもんなの?リサイクル?」などという話題になった。
帰宅して調べたら、行政手続きから墓地の原状回復まで何段階もあって、うんざりする。しかも墓石は産廃だという。で、最近は粉砕してリサイクルということも始まっているそうだ。
改葬許可申請書という行政手続きの書類がPDFでダウンロードできるようになっていたので見てみると、その墓に埋葬されている骨の人物を全員、本籍やら死亡日含め書き込まなければならない。先祖代々のケースでは骨が折れるだろう。(骨の処遇のことだけに)
予算的なものも、かなりばらつきがある。墓地の面積や、壇家として寺に納める謝礼、現実的な解体撤去費用、いろいろな角度でお金がかかる。
考えるだけでもズーンと来るので、考えないようにする。