ポチったケルヒャーが届いたが、仕事が忙しくて箱に入ったまま5日ほど放置した。初期不良などがあるといけないので、暖かい日の午後、重い腰を上げて車庫のコンクリートの掃除に向き合うことにした。
まず、ケルヒャーの構造を理解することから。
これは、トリセツを読むしかない。めんどくさい。
ひとつひとつの部品の機能と接続方法を頭に入れて、試行錯誤で組み立てた。
ホースは本体まで水を送る太い方と、水圧がかかる黒い方がある。それぞれ接続位置も方法も違う。
散水ノズルも2種類入っていて、ひとつは回転、ひとつは蛍光ペンで太い線を書くときのようなノズルで、ひねりながら水圧が変えられる。
それ以外に、洗車用の部品が2つある。
組み立ててしまえば、すぐに使いたくなる。・・・と思ったが、ケルヒャーの場合、電源と水源の確保という次ステップの課題がある。
幸い、電気コードもホースも十分長かったので、廊下から電源を取って玄関に本体を起き、バケツの水をポーチに置いて、ため水式で試してみることにした。バケツは大きめ、12リットルぐらいか。
玄関本体のコンプレッサを「オン」にすると、割と大きな音がする。静音なんて嘘だ。
水を汲み上げる音もなかなかである。
すぐに水圧がかかるわけではなく、しばらくチョロチョロ水を見つめていると、急にぶお~っと圧力がかかる。そのタイミングを逃さずに掃除する。
足元から始めて、その先のゾーンへと進もうとするとホースが動かない。もともとホースは丸めて収納されいるのだが、いったん水圧がかかるとカッチカチになってまっすぐにできない問題があった。使う前にまっすぐにしておくといいことが分かった。
近所の視線を浴びながら、車を駐車したままその脇のコンクリートを掃除したが、車は別の所に停めておいた方がいいことも分かった。泥跳ねがすごいし、コンクリートの砂利がかかって傷になるといけない。
そもそも、この水圧で洗車は危険という気がする。外壁も、サイディングの掃除ならできるだけソフトな水圧に調整して使ったほうがいいかもしれない。
そういうわけで、ノズルを2種類使って、バケツ4杯~5杯ぐらいの水で車庫の半分ぐらいをきれいにした。きれいにはなった。おもったよりも疲れるので、作業を分けて、別の日に残り半分やろうと思う。
結論として、ケルヒャーでの掃除は予想よりは難しかった。
テレビや動画では、すーっと水をかけると、さーっと汚れが落ちてコンクリートの白いもともとの色が出てくるが、そんな甘いものではなかった。
回転ノズルの方は、水で丸い線が書けてしまいムラになる。対象に水を近づけて水圧を強めにして洗うような方法できれいになるが、コスパは悪い(水も労力も)。それでも、結果的に水だけでそこそこ白くきれいになったので、目的は果たせた。
最後に、長靴の泥などをバケツの残り水で流し、本体からホースを引き抜いて、ホース内や接続部に溜まった水を抜いてから電源オフ。
気をつける点も多い。
・高圧ホースは伸ばしてから電源オン。
・車は傷つけたくないなら別の場所へ。
・すぐに洗濯できる作業着で作業。
・長靴、必須。
・雑巾やタオルを準備しておく(玄関がベタベタになった)
・やりすぎない(水圧掃除に「終わり」はない)