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家探し、購入、引越し、メンテナンスの記録

シャワーヘッド分解掃除

10月にシャワーの水圧が急に強くなったことを書いた。

 

m-observatory.hatenadiary.jp

 

シャワーヘッドから水漏れ

11月中旬ごろだったか、シャワーヘッドのあちこちの継ぎ目から水漏れするようになった。相変わらず水圧も強い。

LIXILのサイトに、水漏れのときにはパッキンを交換と書いてあるので、そのパッキンを注文しようとしたが、水漏れ箇所の説明が腑に落ちない。

というのも、ホース側とヘッド側にパッキンがあって、ヘッド側ならパッキン交換、ホース側ならホース交換と書いてあるのだが、我が家の水漏れはホースとヘッドの継ぎ目からではないのだ。むしろ、シャワーヘッドのあちこちから漏れているのだ。

 

そもそも、我が家のシャワーヘッドはホースから外せるのだろうか。LIXILのサイトではシャワーヘッドは取り外し可能と不可の2種類あるという。

品番から、我が家のは取り外せるヘッドであることが分かった。左まわしですぐ取れた。パッキンは若干劣化が始まっているけれど、まだ致命的ではない。

 

LIXILのメンテナンス動画

LIXILのメンテナンス方法紹介動画が見つかった。「散水板」の穴の掃除の仕方を紹介している。散水板というのは、シャワーヘッドの先端の、水が出る穴が空いたお皿のような部品である。

動画では分解はせずに作業している。穴の周りを指で擦れという。洗剤もつけずに指で擦っているだけである。歯ブラシなどを使わないようにという。

なんとも心もとない掃除方法だ。

 

ただ、この動画を見て、水垢か何かで穴が詰まっているのかもしれないという疑惑が湧いた。そのせいで水が出る穴が減って水圧が一部の穴にかかり、当たると痛いほど水圧がかかっていたり、圧力が強いのでヘッドのすべての継ぎ目から水漏れが起こっていたり、という推理だ。

 

分解

ヘッドをまるごと交換、あるいは「散水板」だけを交換できるということで、LIXILのパーツストアでパーツとして売っている。交換方法も書いてある。

 

散水板の取り外し方が分かったので、さっそく取り外してみた。左まわしですぐ取れた。なんだ取れるのかと思いながら、ホームページを見ながら内部の部品を外していく。

 

内部には何層もの部品とそれぞれのパッキンが入っている。あちこちに黒いカスが落ちていて、ああ、これか、とすぐに問題が判明した。

パッキンの1つに細かいドーナツ状の金属っぽいメッシュとその周りをぐるりと囲むゴムパッキンが一体化した部品があって、その部品のゴムパッキン部分が半分ぐらい溶けてなくなっていたのだ。そのパッキンが溶けた黒いカスがシャワーヘッド内部にたまってシャワーを出にくくしているのだ。

 

メンテナンス

パッキンのかすを全部洗い流した。

穴に詰まったゴムは、画鋲のピンの部分を刺して押し出した。黒いカスがたくさん出た。

途中で光に透かしてみると、まだ詰まっている穴が分かるので、その穴にピンを刺すという方式で、全部の穴に光が通るようにした。

 

パッキン以外の部品は、少し茶色っぽくはなっているが、まだ数年は使えそうである。

 

組み立て

ヘッドの部品を元通りに組み直す。

組むときに、例の劣化したドーナツ状メッシュのパッキンは入れても何の意味がないので、戻さずに組んだ。

シャワーホースに接続して水を出すと、なんということでしょう、水が均等に出て、水漏れもしない。仮メンテ成功である。

 

とはいっても、部品をひとつ抜いてあるし、他のパッキンも溶け始めている。6年半使ったのでパッキンの寿命時期ではある。

 

残念ながらLIXILのパーツショップではパッキンだけという売り方をしていない。そこで、散水板だけ注文して取り替えることにした。

 

注文

LIXILパーツショップでは、シャワーヘッドは8,800円、散水板だけなら2,640円である。今回は散水板だけ交換してみることにしてひとつ注文した。

実際には、劣化したゴムパッキンだけ交換すればまだ使えるので、ホームセンターへ行ったときに同サイズの似たようなパッキンを探すことにする。

 

シャワーヘッドの交換時期の目安

10年を過ぎるとメンテだけではやり過ごせない劣化が起こってくるようなので、そのときにはホースを含め、自分で交換可能ということが判明したし、シャワーヘッドもホースもそれぞれ8千円台なので、それらのネジやパッキンを全部交換しても2万円から3万円で新しくできそうであることが分かった。

 

この家も6年を過ぎて7年目に向かっている。これから水回りのパッキンの交換があちこちで発生するはずだ。自分でするか、工事依頼をするか悩む箇所もある。

全部点検するほどの気力がないが、不調になった部品から調べて対応ということになるか。